【放デイ・児発の安定経営へ】必要年間売上から逆算した月次の通所シミュレーション

コロナ禍による放デイ・児発の通所控えや利用者募集の苦戦などから、放課後等デイサービス・児童発達支援事業の施設の稼働率が100%に届かず、運営が厳しい…という事業所さまもいらっしゃるのではないでしょうか。

1人でも多くのお子さまにサービスを提供することは、お子さまと保護者さまの支援につながるだけでなく、放デイ・児発の経営の安定にもつながります。

今回は、コロナ禍だからこそ徹底したい、施設の稼働率を上げる方法について解説していきます。

 

目次

・「利益の改善」と「支援機会の増」を。お子さまの成長にも大きく影響する、稼働率UP

・放デイ・児発の稼働率を高く維持するための方法とは?

  -①一人ひとりの支援に「必要な通所日数」を改めて策定する

  -➁施設利用検討中の方へ広報を打ち、利用者募集をする

「利益の改善」と「支援機会の増」を。お子さまの成長にも大きく影響する、稼働率UP

「利益の改善」と「支援機会の増」お子さまの成長にも大きく影響する、稼働率UPの画像

放課後等デイサービス・児童発達支援事業の最も重要な役割として、お子さまを安心、安全にお預かりし、保護者さまと(可能であれば原則お子さま本人とも)合意した個別の中長期目標の達成に向けた支援実施があります。個別に策定した目標達成の為にも、必要な支援をお子さまに最大限多く提供することが大切です。

例えば、週1回と週2回の通所では年間で48日以上も「支援機会の数」が変わります(月8回×12か月)。特に、発達の著しい、未就学〜小学校中学年くらいまでは頻度の高い支援を提供することがお子さまの成長に大きな影響を与える可能性が高いです。

また施設経営の面でも、お子さまの利用回数を増やすことは経営の安定化につながります。 一例として、一日定員:10名、開所日数:20日(平日5日×週4)、1人の平均月利用回数が8回だとすると、経営的理想の利用登録人数は

  1. 定員10名× 開所20日=200回(最大利用回数)
  2. 200回/1人利用回数月8回(仮定)=25名

となり、施設の稼働率を100%にするためには、単純計算でも最低25名の利用者さまに週2回以上利用してもらうことが必要です。

これはあくまで机上の論理で、風邪や発熱などの体調不良、家庭都合での欠席、ゴールデンウィーク・年末年始などの長期休暇、台風等の災害、インフルエンザが流行しやすい冬、春の入所時行き渋りなどの欠席率も加味しての計算が必要です。

経営的な観点でも、福祉的社会資源として最大限機会提供するためにも、稼働率が100%に届く登録人数、利用予定日、回数の設計になっていることが重要です。「なんとなくの肌感」で設計し、結果的に稼働率が低い場合は、昨年の実績を分析するなどデータを根拠にした設計の見直しをおすすめします。

 

放デイ・児発の稼働率を高く維持するための方法とは?

放デイ・児発の稼働率を高く維持するための方法とは?

①一人ひとりの支援に「必要な通所日数」を改めて策定する

まず1つ目は、一人ひとりのお子さまの支援に「必要な通所日数」を改めて策定することです。 放課後等デイサービス・児童発達支援事業所では、そのお子さまの個別支援計画の目標設定に対して、最大限必要な支援内容と通所機会(利用スケジュール)を設計しますが、利用者さまが何を目的に利用しているかによって、その設計は変わります。

例えば「集団活動で必要なやり取りのスキルなどを身につけさせたい」という想いからご利用いただいている場合、通所と通所の間を開けずにご利用いただくと、支援を通して学んでいることが繰り返し練習できるため、スキルの定着につながりやすいです。

また「長時間の預かり先(レスパイト)」としてご利用いただいている場合だと、通所いただく回数の多さがご家庭の負担減につながります。

上記の保護者さまの目的や想いも加味し、

  1. 個別の支援計画策定にて、目標設定の際にその目標のために理想的な通所回数を設定
  2. その高頻度な通所日数がお子さまの成長や心理面にどう好影響を及ぼすのかの根拠を保護者さまへご説明
  3. 未就学、学齢期、それぞれの年齢や理解度に合わせてお子さま本人が「ここで過ごすと楽しい、また来たい」と毎回思える関わり方の工夫や、通所意義の伝え方(大人都合でなく本人がしたいことにチャレンジできる機会の提供)

を通して「通所日数の策定」を見直すことが必要です。

また保護者さま・お子さま本人に「通所日数を増やす価値がある、増やし続けたい」と思っていただくためには、お子さまが事業所に通うことで成長した(できることが増えた)という実感を得ていただくことが1つの重要なポイントです。

預かり型で「安心安全に過ごすだけでなく、なんらかのスキル獲得のための支援も実施している」タイプの事業所の場合、個別の支援計画の策定時に「お子さまの今の生活に必要なスキル」「先々を考えると今から獲得した方が良いスキル」を的確にアセスメントし、そのスキル獲得に必要な支援を設計します。日々の支援での成果をお子さま本人も実感できるほどの質の高い支援と、その成果を保護者さまへ定期的に報告しているか、などが通所日数に影響します。

そのために必要なのは、的確なアセスメントの根拠を支援者が保護者さまへ説明するスキルと、お子さまが日々の「今日も楽しかった!〜ができるようになって来た」と思える支援の実践です。

お子さまは正直です。保護者さまにうまく気持ちを言えなくても「行きたくない」と思えば、休むという意思表示がなんらかの形で出ます。何かにつけて欠席が多い場合、「あの子は休みがちで困るな」ではなく「自分たちの支援はあの子にどんな印象を与えていたのか」を振り返るきっかけになるかもしれせん。

両輪の一つである「楽しい、やりたくなる活動のアイディア」は現場の支援者のみなさまも得意な方が多いですが、「アセスメント」の専門性となると不安があるというお声が多数寄せられています。

発達ナビの研修教材はまさにその難易度の高い部分をサポート!

  • シートの項目に沿って記入するだけで支援計画更新に必要なお子さまの連携先の状況が把握できる「環境のアセスメントシート」
  • お子さまの現在の「できること」「できないこと」のスキルアセスメントや保護者さまと「どこまでに何をできるようになると生活がしやすくなるか」のニーズすり合わせに活用できる「10領域のスキルリスト」
  • そのスキルリストごとに連動した7,000点の支援アイテム
  • お子さま、周囲にとって困った行動が続くときに理由の分析と手立ての検討ができる「ストラテジーシート」

発達支援専門家の監修チームと、全国1,600以上のサポート施設さまのお声で、上記のアセスメント連動の支援実践サポートツールを開発しました。

実際の教材、プログラムを見てみたいといった方は…

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➁施設利用検討中の方へ広報を打ち、利用者募集をする

現在利用されているお子さまの通所日数を策定するほかにも、新規の利用者さまを募集し、1日の利用定員数を伸ばす方法もあります。

新規の利用者募集を効率よく行うためには、施設の情報を常に発信し続けることが大切です。

特に、新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大している今、支援の内容や職員情報だけでなく、withコロナの時代に保護者さまが求める情報をしっかりと捉えた広報ができているかが利用者募集の肝になっています。

例えば、新型コロナウイルスの感染対策について。 放課後等デイサービスでもクラスターが発生したり、休校解除後の児童生徒の感染も240人を超えたりと(2020年8月7日時点)、お子さまへの感染が広がっています。 そのため、保護者さまにとって、施設内の消毒の徹底や感染防止に配慮したプログラムが提供されているかは特に気になるところです。

また、効果のある消毒液の情報なども日々更新されており、最新の対策ができているかをリアルタイムで発信することも大切です。

支援の方針や想い、職員の情報に加えて、ブログのような形式で日々の支援内容、新型コロナウイルスの感染対策を徹底している様子を更新し続けましょう。

発達ナビの利用者募集サイトは、15万人の会員のうち約8割が保護者さまという発達ナビのポータルサイト上で広報を打つことができます。 施設の近隣地域のユーザーに広報を打つくことができ、1施設30件(年)の問い合わせ実績を誇ります。

  • ブログ形式で最新情報を更新できる
    施設の基礎情報の掲載はもちろん、ブログのような形で日々の支援を保護者さまに写真付きで発信できます。
  • 広報特化アドバイザーが効果的な情報発信のアドバイスも
    HPを用意できても、保護者さまに安堵感や期待感を得てもらわなければ意味がありません。発達ナビの利用者募集サービスでは1,900施設の運営サポートのノウハウを活かし、アドバイザーが施設広報のアドバイスを行います。
  • サイトの作成、管理の手間なし
    イチからHPやチラシを作るのは手間も時間もかかりますが、発達ナビの利用者募集サービスなら、写真と施設情報をご用意いただくだけ。サイト管理も発達ナビが行うので、施設さまの管理の手間は発生しません。

発達ナビの利用者募集サービスについてご興味のある方は、こちらからお気軽にご連絡ください。

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施設の稼働率を100%に近い数字で運営できれば、安定した経営ができるだけでなく、1人でも多くのお子さまに質の高い支援を届けることができます。 自施設の運営状況を見直し、稼働率を上げるために適切な対応をとることが大切です。

 


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