データで見る放デイ・児発の7割が取得の「処遇改善加算」ー雇用維持や給与保証に!

コロナ以降、福祉業界全体でも人手不足の問題がありますが、児童発達支援、放課後等デイサービスではこれから夏休みの長期休暇でますます人員調整が大変な時期。その深刻な人手不足解消に向けた厚労省の施策の柱である処遇改善加算。現場を牽引するリーダー級の職員の賃金を優先的に引き上げることを目的とした施策です。(参考:みずほ情報総研株式会社, 「放課後等デイサービスの実態把握及び質に関する調査研究報告書」)

今回は雇用維持や給与保証のために重要な処遇改善加算についてご紹介します。

 

目次

・算定要件は煩雑。なのに、処遇改善加算を算定する施設が多い理由

・処遇改善加算の取得で、平均給与はどう変わる?

・サービス導入で効率化できるー加算算定に必要な施設の仕組みつくり

 

算定要件は煩雑。なのに、処遇改善加算を算定する施設が多い理由

算定要件は煩雑。なのに、処遇改善加算を算定する施設が多い理由の画像

児童発達支援、放課後等デイサービスのような福祉介護業界では離職率が全産業平均より高く、他産業に比べて賃金も低いと言われています。また放デイ・児発では有資格者の配置が義務付けられていますが、実際にはその配置では現場が回らず、基準よりも多くのスタッフを雇用しているケースも。とはいえすぐに優秀な有資格者の採用をすることは難しく、また採用後に育成することは大きな負担となるため、できるだけ離職は避けたいところです。そのため優秀な職員が辞めない、その雇用維持のために給与保証が重要になってきます。

このような給与保証や雇用維持のため、施設の取り組みを評価する加算が処遇改善加算です。現在放デイ・児発ともに全国の7割近くの施設が、処遇改善加算を取得しています。その中でも、福祉・介護等職員処遇改善加算(Ⅰ)が圧倒的です。

福祉・介護職員処遇改善加算等の取得(届出)の状況の画像

参考:厚労省,「平成30年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果の概要

 

処遇改善加算の取得で、平均給与はどう変わる?

処遇改善加算の取得で、平均給与はどう変わる?の画像

それでは、実際に処遇改善加算をとることでどれだけ給与が変わるかをみていきましょう。福祉・介護等職員処遇改善加算の単位数は、図のように、障害児通所給付費単位数(左のブロック)に自事業所でとれる加算Ⅰ~Ⅴの%をかけることで単位数を算出します。

処遇改善加算の単位数の算出方法放デイ・児発の報酬構造は、基礎報酬×人数/日×サービス提供日数×地域区分となります。

例えば…

処遇改善加算を算定していない放課後等デイサービスの場合

  • 基本報酬(656+9+108)×10人× 20日×10,0円=1,546,000円

※区分1-1の事業所(656単位)、平日のみの開所で、児童指導員等配置加算(9単位)と送迎加算(片道54単位)のみを算定している場合

 

上記の放課後等デイサービスが処遇改善加算(Ⅰ)を算定した場合

  • 基本報酬(656+9+108)× 8.1% ×10人× 20日× 10,0円=1,671,226円

となるため、月に約10万円ほど増える計算になります。この加算で得た収益分を給与保証に充てたことで、厚労省統計では年間で月額平均1万円程度給与が上がっている状況です。

参考:厚労省,「平成30年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果の概要

参考:「放デイ・児発における福祉・介護職員処遇改善(特別)加算とは?
参考:「放デイ・児発」における福祉・介護職員等特定処遇改善加算とは?

 

サービス導入で効率化できるー加算算定に必要な施設の仕組みつくり

サービス導入で効率化できるー加算算定に必要な施設の仕組みつくりの画像

福祉・介護等職員処遇改善加算の要件の1つであるキャリアパスを満たすためには、職位・職責・職務内容に応じた役割の設計、資質向上を図るための研修機会の充実、資格取得者が昇給しやすい仕組み作り等が求められます。また労働環境等要件を満たすには、キャリアパスと連動した人事制度の設計、新人担当指導員制度の導入等も求められます。

その仕組みを1から網羅的に作っていくのは時間もお金もかかる…といった理由から加算算定を諦めてしまう方もいらっしゃいます。しかしながら、冒頭でもお伝えした通り、優秀な職員を雇用維持し続けるためには処遇改善の取組は積極的に行うべきです。

研修教材バナーの画像

キャリアパス要件では、資質向上のための計画を策定して研修を実施することが求められています。(参考考:厚労省,「障害福祉サービス等従事者の処遇改善について」)

具体的にどのような内容で計画を立てていけばいいのかわからない、準備するための時間がない・・というお声もよくお伺いします。そんな方にはLITALICO発達ナビの研修教材サービスの「研修動画」がおすすめです。

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研修動画サービス内容一覧の画像

研修動画のクリックボタンの画像

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今後は、アセスメント機能やシフト機能の実装も控えており、放デイ・児発の運営をより効率化できます。ご興味のある方は、下記のバナーからお問い合わせください。

 

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