【 コロナ対策 】放デイ・児発のオンライン支援の具体的な取り組みや工夫をご紹介!vol.1

4月2日に厚労省より改めて通達された、電話等を活用した「オンライン支援」の実施。発達ナビでも多くの事業所さまからご相談をいただき、「オンライン支援セミナー」を実施して参りました。そのセミナーの中で、一番多くいただいたのが「他の施設がどのような取り組みをしているか知りたい」というお声。

今回は、オンライン支援を実施されている3つの施設さまにインタビューをさせていただき、実際のオンライン支援の内容や工夫している点などを伺いました。

 

目次

・個別のアセスメントとわかりやすい見通しの提示
ー「あこおる」さま(福井県)ー

・徹底した環境設定とPDCAを回した運動療育
ー「KIZUNA調布」さま(東京都)ー

・発達ナビ教材をフル活用、オンライン支援で質向上へ
ー「ノルト」さま(愛知県)ー

・感染対策しながらの支援と指導員研修をさサポート!

 

個別のアセスメントとわかりやすい見通しの提示
ー「あこおる」さま(福井県)ー

個別のアセスメントとわかりやすい見通しの提示 ー「あこおる」さま(福井県)ーの画像

応用行動分析(ABA)を基に開発された「ABCモデル」による支援を提供している「あこおる」さま。

通所しているお子さまもいるため、普段のタイムスケジュールのままオンライン支援を実施しています。

コロナによって、今後の見通しがつきづらい不安や、これまで対面支援をしてきた支援者でオンライン支援を実施していくにあたって、プラスの業務が発生してしまうことが懸念点だったため、早めの情報収集や準備を行っていたとのこと。ビデオ通話ツールの1つであるZoomの機能なども活用しお子さまの注意を引く工夫やフィードバックの仕方もご紹介します。

オンライン支援の見通しをもって支援内容を保護者へお伝え

● 算定について

福井市に確認して算定をとっています。早めに情報を得ていないと乗り遅れてしまうので、国や福井県、福井市からの情報をこまめにチェックしていました。

● 人員配置について

利用者の人数にもよりますが、1日4人~6人の先生を配置しています。なかには短時間で勤務する先生もいます。支援にあたる先生は通勤ができている状態なので、基本的に事業所で行っていますね。

● オンライン支援の流れについて

前日に保護者さまへメールで、手順や活動内容、事前準備をお伝えし、オンライン支援の当日に次回の支援内容の予告をしています。

 

Zoom機能を使った工夫や個別のアセスメントを生かした支援

■ 環境設定や工夫

日ごろからお子さまごとに細かくアセスメントとプログラムを練っていたものの、オンライン支援だと、お子さまへのフィードバックや強化は、シールなど物を渡せないため難しい点はあります。

ただ、オンラインだからこそお子さまが意識を向けているかより丁寧に確認できますし、画面に向かうことが難しい場合などには保護者さまにフォローに入っていただくなど家庭との連携につながることもあります。

また、口頭で褒めるだけでなく、表情やジェスチャーを加える、Zoomの拍手の機能も活用。あとは、保護者さまへ事前の告知と次回の支援の内容の共有をして見通しをもってもらうのも大事だと思います。

■ 今後にむけて

もともと私費の支援サービス(ABC研究所ふくい)でオンライン支援を提供していたので法人としてのノウハウはある程度あったものの、もともと対面支援をしていた支援者に実施してもらうとなると追加の業務が発生することもあり、オンラインならではのアレンジを検討するなど、支援者の負担にならないか心配していました。早め早めに準備をしていたことと、何よりお子さまの喜ぶ声が励みになっていますね。

福井は徐々に自粛が終わってきていますが、今後もオンライン支援を続けていくならデータ上でトークン表を家庭と共有するなど、さらに様々な工夫をしていきたいと考えています。

 

徹底した環境設定とPDCAを回した運動療育
ー「KIZUNA調布」さま(東京都)ー

徹底した環境設定とPDCAを回した運動療育 ー「KIZUNA調布」さま(東京都)ーの画像

児童発達支援・放課後等デイサービスの多機能のサービス形態で、運動療育を提供している「KIZUNA調布」さま。

ご利用者さまの9割ほどはオンライン支援への切り替えを希望。機械操作が苦手な保護者さまもいるなかで、公式LINEアカウントを開設し、LINEのQRコードを印刷し操作方法マニュアルとともに郵送、LINEを活用してオンライン支援の方法を約70世帯のご家庭へお電話でお伝えするなど、実施までには苦労が。

お子さまに対する支援だけでなく、保護者さまへの相談支援事例も教えてくださいました。

4名で役割分担、フィードバックは翌日のプログラムに反映

● 算定について

これまでの通所支援と同等に算定できています。

● 人員配置について

現在は4名の指導員と管理者兼児童発達支援管理責任者1名の計5名体制の内1名が在宅勤務となり、1日4名体制で行い、職員の出勤は週4日です。在宅勤務の支援者にはオンライン支援のアイデアを考えてもらうなどしています。

● オンライン支援の流れについて

3~4名のクラスはそのまま、7~8名くらいのクラスはだいたい2つに分け、1クラス最大5名までと決め実施しています。オンライン支援の時間配分は、1クラスにつき、運動療育30分と保護者さまとの電話相談15分程度です。

オンライン支援実施時は、1人はオンライン支援中に運動のモデリング・1人はビデオ操作や声かけ担当。

オンライン支援後は、支援を担当した指導員2名以外の療育担当の2名が、どういうところができていた等のフィードバックや相談支援を電話でお伝えします。保護者さまからのフィードバックをその日中に指導員間で共有し、翌日の支援では反映できるよう頑張っています。

 

指導員との信頼関係を重視ー徹底した環境設定とお子さまが飽きない工夫も

■ 環境設定や工夫

お子さまが楽しんでやる気をもって取り組んでもらうには、画面の見づらさや、声の聞こえにくさを解消したく、カメラは画素数の高い2万くらいのもの、声がしっかり通るように1万円くらいのマイク、指導員が子ども数名を一度に見ることのできる23インチ型のモニター2万円くらいも購入するなど環境設定を整えました。

工夫している点は、お子さまが飽きないように背景の色を変えたり、好きなキャラクターを登場させたり、体を動かしやすい音楽を入れたりして注意を引いていることです。集中が続かないお子さまもいますが、無理やりやると逆効果。画面からはみ出ちゃうお子さまもいて保護者さまが注意することもあるのですが、「はみ出てもいいんですよ」とオンラインを通じてフォローしています。

保護者さま自身もストレスが溜まりやすい時期なので、報酬算定の必要事項以外にも、普段のお困りごとやお悩みなどの相談を受けています。なにより、信頼している指導員の先生が画面上に映ったり、仲のいいお子さまが一緒に取り組んでいる様子が見えたりすると、一体感がうまれ、お子さまも喜んでくれるので励みになります。

■ 今後にむけて

緊急事態宣言や自粛要請が解除された後に以前のような状況にすぐ戻るとは思えないので感染予防対策を徹底した通所支援とオンライン授業の併用や、屋外での療育等も視野に入れて検討しているところです。

 

発達ナビ教材をフル活用、オンライン支援で質向上へ
ー「ノルト」さま(愛知県)ー

発達ナビ教材をフル活用、オンライン支援で質向上へ ー「ノルト」さま(愛知県)ーの画像

普段の支援では、SSTや英語や言葉のカルタ遊び、運動、社内の建築士による木工体験など様々なプログラムをしている「ノルト」さま。

オンライン支援ではLITALICO発達ナビの教材を活用し、いち早くご家庭でできる運動の紹介や、オンライン支援への切り替えを実施していたそうです。

教材をご家庭へ郵送、曜日ごとにテーマを決めたプログラム

● 算定について

算定はとれていますが、電話で支援していた時は併用先との被りがあったりして、結構返戻になったこともありました。

● 人員配置について

職員は普段は、児童発達支援管理責任者・パート職員も含めて6名です。
コロナによる対応が必要になってからは、育児で休む職員も出た為、3名は出勤。利用者1名×週1、2回でZOOMや電話でのオンライン支援は行っています。

● オンライン支援の流れについて

プリントアウトしたLITALICO発達ナビの教材や独自で作成した教材と保護者さまにむけた手順書などをあわせて、1週間のスケジュールを郵送などでお渡し。オンライン支援の実施日は担当の指導員1~3名で、だいたいお子さま1人につき40分間Zoomをつないでサービス提供しています。

例えば、月曜が「読み書き」のプログラムの日であれば、1週目はひらがなクイズ、2週目はなぞりがき。火曜は「工作」と決めていれば、1週目はちぎる工作、2週目はハサミで切る、といった風に1週間ごとにステップアップしていく流れで進めています。

 

発達ナビ教材をオンライン支援でフル活用、カメラ越しの保護者さまからの相談にも対応

■ 環境設定や工夫

オンライン支援では、普段あまり話さないお子さまが家だと話してくれることもあったり、家と施設での環境による違いなどから分かる細かいアセスメントなど、実施したことによるメリットもかなりあり、支援の質の向上につながったと感じています。

Zoom越しで学校の宿題の進捗確認や学習支援もするのですが、保護者さまが支援中に一緒にみていることもあるので「いつもこんな風に枠に文字が収まらないんです」といった保護者さまの感じているお悩みなどもその場でご相談いただきアドバイスできることもメリットです。「音が前後すると気持ち悪い」というお子さまには、電話に切り替えることもあります。

あとは、発達ナビの教材がすごく使いやすくて助かっています。オンライン支援が厚労省により推奨されてすぐ、発達ナビ教材の家でできる感覚統合の運動遊びのプログラムなどを全家庭にオンライン支援の案内を兼ねて送っていました。指導員向けにプログラムの目的や補助の方法が記載されているので、それを参考に家庭でも取り組めているものも多いようです。工作系の教材が人気で、ちぎり絵の工作などはもう一回ほしいと言われることもありました。

また、発達ナビ教材にある、手洗いやうがいのポスターはラミネートして全家庭に配布し、家でも洗面所に貼るなどして感染防止への取り組みが行って頂けるようにしています。

■ 今後にむけて

名古屋では分散登校の際の授業で、コロナについて理解する授業を行う学校もあるようですが、自粛の協力要請が出され、各ご家庭へ案内を行う際に感染防止への取り組みを徹底している事業所のPRもかねて、発達ナビのコロナガイドブックもお配り済みです。

6月以降も自治体から開所の要望がある一方、保護者さまの通所の自粛も考えられるため、オンライン支援は引き続き一部継続していく予定です。今後はZoomを開放しZoomカフェ会と題したママ会などもやってみたいですね。

 

感染対策しながらの支援と指導員研修をサポート!

発達ナビでは、お子さまと保護者さまへの支援を途切れさせないサポートを全力で行っています。 withコロナの今、全国の放デイ・児発で活用いただける 「感染防止対策ありの通所型支援プログラム」を追加開発いたしました。

また、支援に加え請求業務や消毒・お子さまの健康管理に日々忙しく、支援員の育成が難しい施設さま向けに、支援員向け研修プログラムも!

【感染防止対応プログラム】

  1. ポスター付き!施設運営での感染防止ノウハウ
    -トイレや送迎時、会話など場面ごとの感染防止ノウハウ集
  2. 感染防止に対応したプログラム集
    -ゲームやクイズで学ぶソーシャルディスタンスや、感染防止に配慮した工作、SST、学習など

サンプルが見たい、実際の支援イメージを聞きたい場合は、ぜひこちらのフォームよりご連絡ください。

 

コロナ対応・緊急バージョンアップ!
感染防止に配慮した通所支援プログラム!

感染防止に配慮した研修教材サービスバナーの画像

 

研修教材以外のサービスにもご興味がある方はこちらもご確認ください。

LITALICO発達ナビ請求ソフトの画像    LITALICO発達ナビ情報発信支援の画像

 


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