【 ストレスケア 】コロナ感染予防と一緒に。放デイならではの気づき、5つの関わり方ポイント

新型コロナウイルスの影響で感染防止に目が向けられがちですが、「いつもと違う」日々を過ごすことで、ストレスを感じているお子さまは少なくありません。

この記事では、放課後デイならではのお子さまへのストレスケアについて、気づきのサインや関わり方の具体例などをお子さまに配布できる無料のケアブックとともにご紹介します。

 

目次

放デイならではの「ストレスケア」が必要な理由

放デイで取り組めるストレスケアの5つの関わり方

-❶指導員だからこそ気づける!見逃したくない小さなストレスサイン
-❷サインを見つけたら、まずは気持ちに寄り添う対応を
-❸工夫をして外での活動も!お子さまたちのリラックスタイムも
-❹お子さま同士で傷つけ合わないようにー心がけたい3つのこと
-❺人数が多い、滞在時間が長い・・だからこそ大事な「室内環境整備」

放デイならではの「ストレスケア」まとめ

無料配布!お子さま向けのケアブック

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参考リンク

 

放デイならではの「ストレスケア」が必要な理由

放デイならではの「ストレスケア」が必要な理由の画像

学校休校を受けての放デイ原則開所により、開所時間の延長やお子さまの受け入れ増など、普段と異なる出来事が連続していることで、お子さまにとってはストレスが増えやすい状況であるとも言えます。

例えば、室内の人数がいつもよりも増えたために人の声が多く聴覚の感覚過敏で過ごしづらさを感じていたり、突然学校が臨時休校になり放デイに午前から通う、などの見通しの変化に対応できずにパニックになったりしてしまうなど、心理的な負担が増えている可能性があります。

外へ出る機会、大きく体を動かす運動の機会が少ないなど、ストレスを発散しにくい状況にあることで、他害や自傷行為が増えたり気持ちが沈みがちになることもあります。

保護者さまとも連携しながら、お子さまのストレスのサインを見逃さないことが大切です。

参考:日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver.8

放デイで取り組めるストレスケアの5つの関わり方

放デイで取り組めるストレスサインの気づきや、関わり方のポイントについて具体的にご紹介します。ケアの必要なお子さまのために、ぜひご確認ください。

❶指導員だからこそ気づける!見逃したくない小さなストレスサイン

❶支援者だからこそ気づける!見逃したくない小さなストレスサインの画像

ストレスのケアをするために、まずは指導員や保護者さまがお子さまの「ストレスサイン(ストレス反応)」を見逃さないことが大切です。

ストレスサイン(ストレス反応)とは「ストレスを感じたときに、心理的・身体的に表れる反応、行動面の変化等を目で見て確認できるもの」を指します。

指導員が施設内で確認できる「ストレスサイン(ストレス反応)」は例えば以下のようなものがあります。

  • 指導員や大人にくっつくことが多い(甘えたくなっている)
  • 指導員や大人に話しかけることが多い(心配になる)
  • 課題がはかどらない(元気が出ない)
  • 突然泣き出すことがある(悲しくなる)
  • 喧嘩が増える(いらいらする・怒りっぽくなる)

また、ご家庭で確認できる「ストレスサイン(ストレス反応)」もあります。

送迎時のコミュニケーション、電話等でのヒアリング、連絡帳等に記載いただく等、お互いに家庭での様子、施設での様子を共有することで1日の状態からケアの必要性に気づくことができるかもしれません。

ご家庭で確認できる「ストレスサイン(ストレス反応)」の画像

このようなストレスサイン(ストレス反応)を目で見て確認できたら、ストレスへのケアが必要です。

参考:日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver.8

 

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❷サインを見つけたら、まずは気持ちに寄り添う対応を

❷サインを見つけたら、まずは気持ちに寄り添う対応をの画像

放課後等デイサービスは、様々な特性のあるお子さまがご利用されています。

例えば、

  • 多動性や衝動性が強いお子さまは室内に長時間いることにストレスを感じ、行動面に何か変化があるかもしれません。
  • 予定の変更や見通しの変化が苦手なお子さまは、この状況がいつまで続くかわからない不安からコミュニケーションを綿密にとろうとしたり、一人で抱え込んでしまったりする場合があるかもしれません。
  • こだわりの強さが見られるお子さまは、手洗い・うがいのやり方やマスク着用を強制されることで、自分のやりたくないことを強要されて辛い思いをしているかもしれません。
  • 聴覚や触覚等に感覚過敏が見られるお子さまは、突然の大きな声に驚いたり、突然誰かに肩をとんとんされたりすることに驚き、疲れを感じやすくなっているかもしれません。

上記のように「なぜストレスを感じているのか」その理由はお子さまによって異なります。

小さなサインに気づいたら、不安な気持ちやいらだった気持ちに寄り添い、そのお子さまに合ったコミュニケーションを取ることが安心につながります。

参考:日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver.8

 

❸工夫をして外での活動も!お子さまたちのリラックスタイムも

❸工夫をして外での活動も!お子さまたちのリラックスタイムもの画像

室内での活動が続く中で身体を動かす機会が減り、身体を動かすことによる発散の機会がなくストレスを貯めてしまっていることも懸念されます。

こういった環境下でのお子さまのストレスをケアするためには、通常通りの規則正しい生活を送り、適度な運動をすることも大切です。

「臨時休業期間中は、子供たちは、人の集まる場所等への外出を避け、基本的に自宅で過ごしていただくこととしていますが、健康保持の観点から、子供たちの運動不足やストレスを解消するために運動の機会を確保することも大切であると考えており、日常的な運動や遊び(ジョギング、散歩、縄跳びやブランコ、滑り台など)を安全な環境の下で行っていただきたいと考えます。ただし、一度に大人数が集まって人が密集する運動や遊びとならないよう、感染拡大を防止する観点からの配慮が必要です。」

出典:文科省,学校臨時休業に関するQ&A (子供たち、保護者、一般の方へ)問3

文科省の「学校臨時休業に関するQ&A」を踏まえると、風邪等の症状がないことが前提ではありますが、公園など外での適度な運動あそびをすることも1つの手段です。

接触感染を防ぐために、道具や遊具を使った後の手洗い、指消毒や、公園等から戻ってきた後の手洗いの徹底、場合によっては目や鼻を触らないようにマスク着用等の配慮も必要です。

参考:日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver.8
参考:文科省,在外教育施設安全対策資料【心のケア編】 > 第2章 心のケア 各論

 

❹お子さま同士で傷つけ合わないようにー心がけたい3つのこと

❹お子さま同士で傷つけ合わないようにー心がけたい3つのことの画像

新型コロナウイルス感染症に関する情報がテレビやインターネット等で報じられる中で、不正確な流言やいたずらに不安を煽るニュースなどに触れる機会もあります。

お子さまによっては、間違った情報を正しいと捉えてしまっている可能性も。

そのことがきっかけでいじめや差別的な発言をしてしまうなど、以下の例のようなことが起きる可能性もあります。

  • 咳をしている友達を「~さんは、コロナだ!」と決めつけ「こっち来ないでお家に帰って」等、相手を傷つけてしまう発言をしてしまう
  • 正しく手洗いをしていない友達が気になり「ちゃんと手を洗ってよ!」と強制するなどケンカになってしまう

上記のようなことが起きないよう「その言葉を自分が言われたらどんな気持ちになるか」をお子さまに伝え、取るべき手段をわかりやすい方法で伝えるなど、傷つけ合わない関わり方を事前に伝え、学ぶ機会をつくることも大切です。

  • 喘息などで咳をしているお子さまには「〜さんは喘息なんだよね、大丈夫?」とまず先生が声をかける
  • 咳やくしゃみの時のマナーをみんなで学ぶ機会をつくる
  • 20秒手洗いチャレンジ!など、みんなで手洗いをするなど楽しく衛生管理できるような働きかけをする

参考:日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver.8

 

❺人数が多い、滞在時間長い・・だからこそ大事な「室内環境設定」

❺人数が多い、滞在時間長い・・だからこそ大事な「室内環境設定」の画像

感染防止のための対応が優先される中、ストレスへの予防的介入として、通所しているお子さまたちの特性に合わせた室内の環境を整えることも大切です。

例えば、以下のような方法があります。

  • 集団が苦手なお子さまに個別の空間をパーテーション等で設定
  • 聴覚過敏があり、人が増えたことで音がつらい場合はイヤーマフ等を装着する
  • 手洗いや指消毒が正しくできるように見本カードや写真の掲示、歌を歌う、ご褒美シールを配布する
  • 見通し不安が強い場合は、視覚的な見通しを伝える、意思表示がしやすいように絵カードを用意する
  • 気持ちの意思表示が苦手なお子さまの場合は、気持ちの可視化ツールを活用する

少しの工夫で安心できる環境に変えることができるかもしれません。

お子さまをよく見て何に困っているかに気づき、施設側にとっても無理なくできる環境設定をしてみましょう。

参考:日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver8

 

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放デイならではの「ストレスケア」まとめ

  • お子さまの小さなストレスサインを見逃さない
  • サインを見つけたら、まずは気持ちに寄り添う対応をする
  • 規則正しい生活や、工夫して運動の時間を確保する
  • いじめ、差別につながるような発言がないように徹底する
  • お子さまの特性や施設状況に応じた「室内環境設定」を整える

ストレスのケアをするためには、まずはサインを見逃さないことが重要です。
その上で、お子さまに応じた対応をしていきましょう。

 

無料配布!お子さま向けのケアブック

無料配布!お子さま向けのケアブックの画像

LITALICO発達ナビでは、新型コロナウイルス感染防止のためのサポートシリーズの第3弾として日本児童青年精神科・診療所連絡協議会,「新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージver.8」を参考に、「お子さま向けー心と身体を守るケアブック【新型コロナ版(COVID-19)】」を作成いたしました。

小学生以上のお子さまに正しい知識を伝える際に、ぜひご活用ください。

そのほかにも衛生管理のツールの提供と、気持ちや見通しを視覚化した教材も活用できる、春休み限定の研修教材サービスの一部無料開放を実施しています。もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、以下からお問い合わせください。

 

オンライン支援にも対応!発達ナビの研修教材サービス

通所されている利用者さまのストレケアも大切ですが、通所を控えていらっしゃる利用者さまへの支援を途切れさせないことも重要です。

そこで、発達ナビではオンライン支援専用教材を緊急リリースいたしました!

 

発達ナビの「オンライン支援活用版」にバージョンアップした教材が活用しやすい理由

  • プログラムの「ねらいと支援内容」が記載されているから、支援計画と連動した保護者さまへの提案がスムーズにできる(根拠を持って合意形成しやすい)
  • プログラム例・教材をメール等で共有できるから、支援内容が支援実績として合意が取りやすい
  • 特別支援に特化したプログラムとプリント設計だから、お子さまのつまずきポイントにあった支援ができる
  • オンライン支援実施までの流れの解説があるから取り組みやすい
    (※実施には自治体確認が必要です)

等、オンライン支援の実施までの難しいハードルをクリアしやすいよう設計しました。

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参考リンク

 

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